実は「ドラクエⅩ」を、やめてしまっていた話

私はドラクエ直撃世代。
シリーズはすべて、リアルタイムでプレイしている。

思えば、記念すべき「ドラクエⅠ」が発売された頃は、青い春の真っただ中。
悩みと言えば、成長して変わっていく体のことや、クセッ毛やニキビ。
女の子と目が合っただけで、赤面して顔をふせていた。
あの頃の私は、まごうかたなき「いたいけな少年」であった。
今の一番の悩みは痛風。
それと、夜中、足がつって、激烈な痛みで「ぐわあ!」と目が覚めることも、しばしばであることを告白せねばなるまい。
まごうかたなき「痛げなオッサン」と言えよう。

去年の8月2日、最新作「ドラゴンクエストⅩ 目覚めし5つの種族 オンライン」が発売された。
以前に、このブログで少し書かせて頂いたが、当然、発売日に購入。
爆発的な喜びをもって、プレイし始めた。

その「ドラクエⅩ」を実は、去年の10月以来、プレイしていない。
ラスボスを倒さずに途中でやめてしまったのは、シリーズを通して初めてである。
しかし、「面白くないから」やめたのではない。
「ドラクエⅩ」は、私には凄まじく面白かった!

オンラインゲーム初体験の私には、「知らない人とパーティーを組む」ということが、すごく新鮮でドキドキした。
幸い私は、一休さんの母上様のように親切で優しいプレイヤーの方々に恵まれ、快適に冒険することができた。
種族はウェディ、職業は僧侶でプレイ。
その頃、回復魔法が使える僧侶は、冒険に必要とされることが多かった。
街の入り口付近でウロウロしているだけで引く手あまた。
パーティーのお誘いを断るのに大変なほど。
生まれて初めてのモテ期は、ドラクエの中で体験することとなった。

また、ゲーム内に「ありがとう!」と感謝の言葉が飛び交っているのが心地良かった。
回復ができる僧侶は、特に感謝されることが多い。
ある時、行き倒れて寂しく雨に打たれているプレイヤーを発見。
ザオリクで蘇生させたところ、感謝の言葉と共に飛び上がって喜んだ上、踊りまで披露して下さった。
現実世界では、すっかり汚れてしまった自分が、「いい人」になれたような気がして気分爽快。

この快感が癖になった私は、あるダンジョンの中の強いボスキャラの部屋の前へ。
攻略に失敗して、次々と積み上げられていく死体の山に、かたっぱしからザオリク!
生き返ったみなさんに「ありがとう!」と感謝の言葉を雨あられのように浴びせかけられ、聖人気分を満喫。
昔、精神的に傷つけ、つらい思いをさせてしまった元カノから、「人間じゃないサディストのクソドブゲロ野郎」というディストラクティブなあだ名を頂戴した過去を、しばし忘れることができた。 ありがとう!

また、この「ドラクエⅩ」は、女の子のキャラが可愛いのも魅力のひとつだと思う。
ウワサでは、女性キャラに対するストーカー行為が発生しているらしい。
また、「現実に会ってみようよゲヘゲヘ」的な誘いに必死になるプレイヤーも現れているようだ。
困ったものである。
確かに、鳥山先生の描く女性キャラの可愛さは、男性のハートを打ち抜く凄まじい破壊力がある。
しかし、私は大人の男。
さすがにゲームの世界と現実を混同するようなことはない。
そういえば1度、大混雑している街の入り口付近でルーラを唱えたところ、天井に頭をぶつけるという「ドラクエの基本ボケ」をブチかましてしまった。
みんな大爆笑。
その中で1人、駆け寄ってきたのは「マキさん」というお名前の、可憐な容姿のエルフの女の子。
恥ずかしさに悶絶している私に、「あの…大丈夫ですか?」と心配そうに声をかけて下さった。
これはもう、実際にプレイしている方も、妖精のように可憐な女の子であることは100%間違いないであろうゲヘゲヘ。

他にも、自分で作ったアイテムがバザーで売れたり、フレンドから手紙やプレゼントが届いたり、喜びと驚きの瞬間が満載。
天気や昼夜の変化も再現された広大なフィールドを、他のプレイヤーの皆さんと一緒にピョンピョン飛び跳ねながら走り回るのも、本当に楽しかった。

ちなみに「ドラクエⅩ」はルーラに制限があることもあって、フィールドを走っている時間が非常に多い。
今年70才になる私の父は、プレイ中のゲーム画面を見て ↓

スエはブロともになりたそうにそちらを見ている

…と言っていた。
それが人によっては辛く感じるかも知れない。
私は大丈夫だった。
チャットしながら走りまわるのは楽しかった。

では、なぜ、その楽しい「ドラクエⅩ」をやめてしまったのか?
それは…「仕事が忙しくて時間がなくなってしまったから」である。
どうがんばっても「1日30分」しかゲームする時間が取れない。
これではパーティーも安心して組めない。
すぐ抜けるのでは、他のプレイヤーに迷惑をかけてしまう。
やはりドラクエは、じっくりやりたい。
それで、泣く泣くやめてしまった。
代わりに、サクッと短時間でやれるWiiウェア「井出洋介の健康麻将」をやっていたところ、父に ↓

フリテンのスエ

…と言われた。
どうやら父の中で「ドラクエⅩ」は、「ハイパーオリンピック」的な「走るゲーム」らしい。

とは言え、こうして「ドラクエⅩ」のことを書いていたら、また猛烈にプレイしたくなってきた。
何とか時間を作って、また、アストルティアに戻りたいものである。
ちなみに、まだキーエンブレム5つ。
いまだに半魚人のまま。
早く人間になりたい! ガンダー!

(おわり)

追記:現在は「ドルボード」という乗り物があり、フィールドの移動は非常に快適になっています。

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