入る!「NETFLIX」に!
ついにその時が来た!
このニュースのせいである。↓
悪魔の力、身につけた、正義のヒーロー…じゃないほうの!
デビルチョップはパンチ力!…じゃないほうの!
誰も読んでる、読まなきゃいけないほうの!
原作版「デビルマン」!
永井豪先生が、何か大いなるモノの啓示を受けたかのような凄まじいエネルギーで描いた、この神がかり的に崇高&悪魔憑きのように大残酷な超マンガを!
完全アニメ化!「NETFLIX」にて世界配信!
監督は、映画「マインドゲーム」で世界を驚嘆させた「極東マサ」こと湯浅政明さん!
このニュースは、ゼノンの宣戦布告のように世界中の耳目を一気に集め、中東の紛争地帯では銃声が一時止み、金正恩は取り巻きにミサイルの予算をちょっとネトフリの視聴契約料に回すよう耳打ちし、トランプ大統領は歓喜と興奮のあまり「アーマゲドン、始マルヨー!」とツイートしそうになったところを、副大統領や嫁はんにあわてて止められたという!
かく言う私も大興奮!
ドバーンと路上に踊り出て「みんなニュース見たねっ!?こりゃめでたい!踊れ踊れ!地獄の踊りだあ~!」と踊り出したくなる衝動を必死で抑えた。
以前、別の記事でも書かせて頂いたが、何せ「デビルマン」は私にとって永遠のナンバー1マンガ。いや、バイブルである。
その「デビルマン」がアニメ化!
入る!「NETFLIX」に!
ついにその時が来た!
「crybaby」というサブタイトルは、なんかちょっと気になるが!
ところでこの「デビルマン」。
最初に出版されたものの他に、「豪華愛蔵版」「改訂版」「新装版」などなど…様々なバージョンが世に出ている。
今回のアニメ化を機に、また新たな形での出版もあるかもしれない。
そこで、今からはじめて「デビルマン」を読む方へ、私などがおこがましいが、それでもぜひとも伝えておきたいことがある。
それは…
「デビルマン」は最初のバージョンか、あるいはそれを忠実に再現した「完全復刻版」(全5巻)を読むべし!
…ということである。↓
なぜなら後に出版されたバージョンの中には、当時とまったく違う絵柄のコマやエピソードの差し替え・挿入があったり、無くなっているシーンがあったり、セリフが変えられていたり、途中でビックリするよなネタバレがあったりという「スターウォーズ状態」になってしまっているものが多々あるからだ。
思うところあってリライトなさった永井豪先生や、出版に尽力された編集の方には大変失礼になってしまうが、最初のバージョンを知っている者が読むとどうしても「うっ!もったいないっ!」と思ってしまうのだ。少なくとも私はそう思ってしまう。
やはり一番最初のが一番!
原始のエネルギーが燃え上がるようなパワフル極まりない絵、内容はもちろんのこと、表紙もカッチョイイ。次の巻に移るタイミングなども最高である。
なので前述した通り、最初のバージョンか、それを忠実に再現した「デビルマン 完全復刻版」(全5巻)で読むのが、一番良いデビルマン体験ができる選択だと思う。
しかし、完全復刻版は実はセリフに少し改変あり。
「キチガイ」というセリフが、すべて「狂ってる」とか「暴漢」とかに差し替えられているのだ!「キチガイ」なんて常用語。しかも『デビルマン』という作品において非常に重要なウェイトを占める重要語。それを改変してしまうなんてキチガイ沙汰である!
なので、できれば最初のバージョンで読んで頂くのがベストだと思う。
しかし!さっきアマゾンで見たらどっちも高い!こりゃゆゆしき事態である…講談社さん、何とかならないでしょうか?
ちなみにこの写真は私の所有する「デビルマン」全5巻である。↓
小1の時に買って以来、人生で知り合った、たくさんの人に貸してきた。あちこちボロボロだ。しかしけして紛失することなく、シレーヌの鉄の爪みたいに必ず戻ってきてくれた。
「デビルマン」を人に貸して面白いのは、「私、こわいの大好き!」とか言ってニコニコ借りていった女の子とかも、読後は皆一様にこの世の終わりみたいな顔をして返しにくることだ。
「北の国から」と「ディズニー映画」の大ファンのある女の子は
「この話はおかしい。常識からはずれてる。作者は気が狂ってる。」
と永井豪先生のことを凄いほめていた。
また新婚ホヤホヤのある男は
「マジ落ち込んだ…○○ちゃんは絶対に○なないと思ってた…」
と新婚ホヤホヤなのに最愛の人を亡くした男の顔になっていた。
また、あるヤンキーの男の子は ↓
と本気でブチ切れていて死ぬほど笑った。
そんな「デビルマン」。
ラストの展開は「猿の惑星」のオチぐらい有名なので、まったくネタバレなしで読むというのは難しいかもしれない。
しかしできればデーモン族について何も知らない人類状態であの衝撃を喰らってほしい。
人によっては不動明くん同様、人生が変わってしまうだろう。
できれば最高のデビルマン体験を!
(おわり)
※ちなみに「デビルマン」に魅了された方には、下記の作品もオススメです。
『新デビルマン』
本編の連載が終わってから数年後に描かれたもの。時系列的には途中に挿入されるエピソードとなる。
主人公の不動明と、親友の飛鳥了が人類の歴史に介入しようとするデーモンをやっつけるためタイムスリップ!景気よくモンハンしていくというストーリー。
「協力」という形で脚本家の辻真先さんの名がクレジット。歴史上の人物を絡めたオチが効いててイカすのはそのためかもしれない。
そして巻末には本編のラストへと繋がっていく、この上なく切なく胸にせまるシーンが描かれている。
『ネオデビルマン』
「デビルマン」を信奉する様々な作家の方々によるトリビュート。
江川逹也さん、岩明均さん、黒田硫黄さん、寺田克也さんなどなど…もの凄いデビルマン軍団が集結。
個人的には安彦良和さんの作品がエロすぎて爆笑した。
また永井豪先生ご自身も参戦。明くんの下半身がああなってしまった瞬間が描かれている!
※追記その①
待ちに待った「DEVILMAN crybaby」の」感想です…が、この作品がお好きな方は、悪魔に変身するぐらいお怒りになるかもしれないので読まれないほうが良いかもです。↓
※追記その②
私のデビルマンへの愛と憎悪のアーマゲドンを描いたファミ漫です。↓