ハロウィンはアリ

ちょっと前のこと。
テレビの報道バラエティーでハロウィンのレポートをやっていた。

 

アメリカのハロウィンは、チビちゃんたちが魔女やジャック・オ・ランタンなんかの仮装をしてご近所を訪ね、お菓子をもらってまわるというもの。
それとは違い、独自のガラパゴス的進化をとげ、ネタは何でもアリのコスプレ祭りにトランスフォームした日本のハロウィン。

 

ハロウィンと言っても昔は特に誰も騒いでなかったと思う。
それがここ数年でなぜかモノ凄い数の人が集まるようになり、今年の渋谷などは、年末のコミケ会場で同時に「欽ちゃんの仮装大賞」と「世界コスプレサミット」も開催した上、無理矢理「ロッキーホラーショー」も上映してみましたっ!みたいな窒息コスプレ密度になっていた。

 

ヤンマガのグラビア見た中2男子のチンチンみたいに急成長したこのイベントを、ココロ良く思わない方も、少なからずいらっしゃるようだ。
「ハロウィンをどう思うか?」という街頭インタビューに答えたあるオジチャマなどは
「日本はいったい、どうなっとるんだ!!」
と激おこプンプン丸!
珍妙な扮装でウカレまくりあげる人々に対して、怒りをあらわにしておられた。

 

しかし私は「このハロウィンはアリ」だと思う。
「日本はいったい、どうなっとるんだ!!」などと怒る気にはまったくならない。
色んなコスプレがあって単純に見てて楽しい。
私はマンガやゲームが好きだから、そっち系のコスプレは特に。
それにちょっと内気な子なんかも「今日はハロウィン!」ってことで、思い切ってコスプレにチャレンジ!自分を解放!ストレス解消!できるかもしれないではないか。
たまにはそんな日もあったほうがいい。
クリスマスまでの間にもう1回ぐらい、何となくワクワクするお祭があってもいい。

 

ここはひとつ私も!
今年は、茶碗の底の手をそえる分厚い部分にある謎の切れ込みを入れる仕事が忙しくてどうしても駆けつけることができなかったが、来年はひとつ私も!
尊敬する永井豪先生が生んだイカす正義の味方「けっこう仮面」のコスプレでハロウィンに参戦!
女子高生の群れの中におっぴろげジャンプでチン入し「エロかっこいい!」とキャーキャー言われて最終的には逮捕される予定!

けっこう仮面

ところで、コスプレと言えば先日のこと。
ホテホテと街を歩いていると、はるか前方から、まどマギっぽいピンク色のロリータファッションにフンワリと身を包んだ女の子と、ちょいぽちゃオジサンが手をつないで歩いてきた。
コスプレカフェ的なとこで働く店員さんと、そのファンの人かな…?
追加料金で手つなぎ屋外デートサービス!みたいなことかな…?
ロリータとオジサンの2人パーティーとすれ違う瞬間、横目でチラ見すると ↓

ニセ魔法少女とちょいぽちゃオジサン

ロリータ少女だと思ってたほうも、やせたオジサンであった。
!?
何だ!?どういうことだ!?
日本はいったい、どうなっとるんだ!!

(おわり)