流行語大賞についての考察

映画やマンガ、ゲームなどのサブカルネタや、ウンコシッコチンコなどの下ネタばかりじゃなく、たまには時事ネタを取り上げてみよう。
たとえ胸の奥底に秘めた激情がマグマのように吹き出し、読んで下さった方の胸を焼くことになろうとも、決して退かず臆さず、世の中に対する熱い思いを叩きつけてみようと思う。

 

今回、深く考察させていただくのは、もはや師走の恒例となった「流行語大賞」についてである。
今年の大賞は「爆買い」と「トリプルスリー」であったと聞く。
「爆買い」と言えば、バクチクのボーカリストの櫻井敦司さんが、「THE MORTAL」というバンドを結成し、先日「I AM MORTAL」というアルバムをリリースなさった。

THE MORTAL

櫻井さんの暗黒趣味全開。男も濡れる麗しの大魔王っぷりを存分に披露。
思うがままに広げたサタンの翼が落とす巨大な黒い影に包まれて陶然とするような、ゴスかっこいい名盤であった。
上の写真にジュン!と来た方は必聴である。

 

もうひとつの流行語「トリプルスリー」と言えば、はるか昔「トリプルファイター」という特撮ヒーローものがあった。

トリプルファイター

ワシャもう残尿感じゃなくて残尿があるようなジジイなので記憶がおぼろげなのだが、たしか1話分の時間が10分程度と大変短く、それを毎日放送する…という変てこなスタイルだったと思う。

 

戦うはグリーンファイターとレッドファイターとオレンジファイターの3人組。
レッドとオレンジが微妙にかぶってる気がしないでもない、山火事みたいな配色の熱いトリオ。

 

まずはたいてい1回目のラストでグリーンファイターがピンチになる。
次に2回目のラストでレッドファイターがピンチになる。
そして3回目のラストでオレンジファイターがピンチになり、やっと合体してトリプルファイターになるのである!ワクワク!

 

合体変身することでウルトラマンAみたいに巨大化!…することはなく、普通に等身大のまま。上から目線を否定した、チビッ子に優しい、ワルモノにも優しい設定。
3人の力が合わさったことでスペシウム光線ばりの超強力な必殺技を発射!…することもなく普通にぱんちきっくなどでワルモノをまったりKO。
「次回からは、どんな話が始まるのかなっ!?」
と思ったら、またグリーンファイターから順番にピンチになっていく…という、微妙なテイストのステキにイカす特撮モノであった。たしか。
日本が平和で「流行語大賞」とかでウカれてられるのは、今日もどこかでトリプルファイターがピンチ&ファイトしてくれてるおかげなんである。絶対。
そんな彼らの活躍はDVDで見ることができる。
上の写真にジュジュン!と来た方は必見である。

 

…というわけで、流行語大賞の栄冠に輝いた「爆買い」にも「トリプルスリー」にも、何か思うことはまったくない。ロバート・キャンベルさんみたいなイイ感じのコメントが1個も浮かばない!
来年も世間のトレンドとかには、都合のいい女とのセックスが終わった後のヤリチン最低男みたいに全力で背中を向けていようと思う。
そうそう、ワシャお笑いが好きなので、大賞は、とにかく明るい安村くんにとって欲しかったナ!

  • とにかく暗いスエ

(おわり)