バラ色のパレードが広島に来た BUCK-TICKライブ「THE DAY IN QUESTION 2017」 IN 上野学園ホール

孤高のモンスターバンド、BUCK-TICKが広島に来てくれた。
すべてのジャパニーズベイビーズたちにとって、クリスマス、大晦日と並ぶ大切なイベント、年末恒例のライブ「THE DAY IN QUESTION」。そのツアーで訪れる地の一つに広島を選んでくださったのである。
来た!私の街にも!バラ色のパレードが!

…というワケでカープのリーグ優勝パレードは観に行かなかった非県民の私も、このパレードは雨の日曜日、原付とばして観に行った。

好んで聞いていたミュージシャンなどのことを、手のひら返したように「嫌いになった」と言う人が時々いるが、そういうのはサッパリわからない。
そりゃ熱狂的に追いかけたりはしなくなるかもしれないが、それでも好きになったバンドはやはりずっと好きなままだ。
BUCK-TICKも高校の時に聞き始めてからずっと止まらないI’m fall in loveなのでファン歴30年近くになる。
会場である「上野学園ホール」を埋めたステキな皆さんの客層を見ると、若い方や外人さんなどもおりとても幅広い。
しかしやはり私と同年代の方が多かったように思う。きっとみなさんもBUCK-TICKと共に青い春を駆け抜けて、今もずっとこのパレードを追いかけているに違いない。

中でも印象的だったのは小さなお子さんを2人連れたお母さんである。お兄ちゃんのほうは客席でノリノリ。そしてお母さんは小さいほうのお嬢ちゃんをライブの間ずっとガッシリと抱っこしたまま片手を挙げてもっとノリノリ!何てパワフルなんだ!

この日、ステージには凹凸を刻んだそびえ立つ謎の白い壁。
そしてSEが止まり、始まりの予感に歓声があがると、そこに不動のメンバーのまま結成30年を迎えるBUCK-TICKの今までの映像がダイジェスト的に次々と映し出される。
熱狂の中、壁が8つぐらいのパーツにゴバーン!と分かれ、開いていき、中からBUCK-TICKのみなさんのお姿が!
そして分かれた壁のパーツはステージに屹立した柱となり、セットされた照明でビカビカとみんなを照らす。
バックにあるスクリーンには様々な映像が映し出され、曲を鮮やかに演出する。
何て大がかりな舞台!これだけのものを全国に運びセットするのか…手がけたスタッフの方々の情熱、努力も相当なもんである。興奮で体が震えた。(ステージの様子は下記の動画で確認できます)

ちなみにこの日のセットリストは以下の通りであった。

独壇場Beauty
ICONACLASM
ANGELIC CONVERSATION
THE SEA SIDE STORY
ORIENTAL LOVE STORY
スピード
LOVE PARADE
ノクターン ~Rain Song~
サファイア
BABEL
BOY septem peccata mortalia
Coyote
絶界
Memento mori
COSMOS

(アンコール1)
MACHINE
無題
愛の葬列

(アンコール2)
ILLUSION
MY EYES & YOUR EYES
New World

アルバムのツアーとは違い、昔の歌もたくさん演奏してくれるのがうれしい。
1曲目から死ぬほど楽しんで踊った「独壇場Beauty」が終わると、この日最初の櫻井さんのMC。
「大切な日曜日、雨の中、BUCK-TICKのコンサートに来て頂いてありがとうございます。
スカッとライブをするので皆さんも楽しんでいってください。」
とジェントルな魔王さま。「ICONACLASM」では「ファイブ、フォー、広島ベイビーズ!」と歌ってくださりサービスたっぷり。

6曲目の「スピード」で、私の前に座っていた初老のオジサマが奥様らしき隣の女性に「あれ!?ここでスピードか!もっと後でやると思ってた!」とうれしそうに話し、お二人とも錠剤噛み砕いたみたいにハイテンションでノリノリ!とても微笑ましい。明かに私より年上のお二人が女の子、男の子に見えた。

そして
「今から30年前も広島で…あれはライブハウスだったか、デパートの中だったかな…?
その時からパレードは続いています。
みんなもおいで…
猫もいるよ。今井さんもいるよ。ヒデも、ユータも、もちろんアニィもいる…」
という、櫻井さんにしか許されないキザかつ優しいお言葉に続き、切なくも木漏れ日のように温かい名曲「LOVE PARADE」。
スクリーンにはこの曲のCDのジャケットにも似た、みんなが並んで歩く影絵のような映像が映し出される。そして曲の終わり、櫻井さんも横向きで歩いているポーズのまま、まるで影絵の一部になったかのようにピタリと動きを止める…

櫻井さんの歌ってる時のこういった仕草、パフォーマンスのかっこよさ、色気はやはり尋常じゃない。つくづく「スターじゃのう…」とオジサンほれぼれ。
歳を重ねてただの白髪シワくちゃほうれい線ジジイになっていく私とは違い、櫻井さんのかっこよさときたら相変わらずどころか色気ますますだ。バンパイア疑惑は本当なのかもしれない。

この日も数々の「あっちゃん萌えポイント」が炸裂!
例えば「愛の葬列」では曲の終わり、いざなうように手を横にのばしたまま最後のフレーズを歌い続け、そんな櫻井さんに見送られるようにメンバーの皆さんが1人づつ舞台袖にはけていく。
そのたたずまいのカッコよさたるや、こちらもキュン死&見送られることになるかと思った。

また、うれし懐かし「ILLUSION」では、♪想い出のメリーゴーランド♪という歌詞を連想させるように、歌いながらステップを刻み、ゆっくりクルクルとその場で回転。
こんな仕草がバッチリ決まる50オーバーの男性が櫻井さん以外に地球上にいるだろうか?いや、いない!私なんかがこんなことしたらだたのクルクルパーである。
また、ライブの終盤では、おそらく最前列のお客様から渡されたっぽい薔薇を持って歌唱。
こんなに薔薇が似合う男性が櫻井さん以外に地球上にいるだろうか?いや、いない!こんなに薔薇が似合うのはベルサイユのばらと櫻井さんだけである。

もちろん他のメンバーの皆さんもカッコよかった。
今井さんはクールでいたずら好きなピエロみたいに、いつもの独特極まりないクネクネダンスを随所で披露。また最後はブログでおなじみの写真撮影をしてくださりみんなニコニコ!

星野さんはステージ横の客席のほうに張りだした場所に何度も来てくれ、あの優しそうな笑顔を間近で見ることができ感激。ピックもたくさん投げてくれた。

メンバーの中で永遠の後輩のような可愛さが相変わらずのユータさんは途中でウッドベースの演奏も披露。渋い一面を見せてくれた。そして最後は「また来るけえね!」と広島弁でサービス。やっぱり茶目っ気タップリだ。

アニィはメンバー紹介の時にドラムソロを披露。一番年上のアニィがこんなにパワフルなことがすごくうれしい。怒涛のような迫力の連打がビンビンと胸に響いた。髪の毛もまだまだビンビンにバクチクしておられた。

そして櫻井さんの最後のMC。
「さっき聞いたら、さすが歴史に詳しいユータくん、30年前、広島で演奏したのはウッディストリートというライブハウスでした。
雨が上がって、冬が終わって、春が来たら新しいアルバムが出ます。その時はまた広島に来ます。」
という喜ばしい告知でラストの曲「New World」へ。
熱狂の中、ライブは終わったが、きっとまた新しい世界が待っている!
(おわり)

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