仕事や学校に行きたくない休み明けの朝に効く歌

「仕事に行きたくない」
「学校に行きたくない」

日本の全人口1億2千万人のうち3億人ぐらいが、休み明けの朝、こう思い、深いため息をつく。私もつく。空を飛べるぐらいつく。朝っていうか前日の昼過ぎぐらいからすでにつきまくりあげている。

こんな時、人には「歌」が必要だ。
休み明けの、全然明けない呪いの闇夜のような暗い心に光をあて、気分をアゲるため、好きな歌を聞きながら朝の準備をする方は多いと思う。私も聞く。野々村議員に負けないぐらい耳をすませて聞く。

そしてそんな時こう思う。
「休み明けの朝。日が昇って気分は地獄ぐらいまで落ちている時。世に言ういわゆる応援ソング的なモノは、逆に聞く気がしないなあ…」
と。

仕事…人間関係…自由にできないオナラ…
色んなことで悩み苦しみ、傷つき、血まみれでのたうちまり、職場や学校の同義語がもはや「地獄」になってしまっている人に

♪ 信じていれば~ 夢はかなうわ~ だからあきらめないで~ もう一度翼を広げて~ あなたの夢が叶うこと~ それが私の夢~ I Love You forever ♪

とか、ゴリゴリの応援ソングを聞かせても ↓

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…と、何の感情の動きも一切読みとれないデスマスクのような無表情になること間違いなし。
本当につらい時、前向きなやたらと明るい応援ソングというのは、波長が違いすぎて心に響かないと思う。上記の例にあげた歌がひどすぎるというのもあるが。(作詞作曲:倉井スエ)

では本当につらい時、血を流す心に効く歌とは?
それは、その傷の痛みを知っている人が作った歌だ。
そして本当につらい時とは?
そう!それは今!
ゴールデンウィークが終わろうとしている今がまさにその時だ!
つらい!こわい!行きたくない!仕事に!ワシが!

そこで今回は「仕事や学校に行きたくない休み明けの朝に効く歌」を何曲か、誰にも頼まれてないが全力でオススメしたいと思う。
なお、仕事に行きたくないのは「休み明けの朝」だけじゃなく「毎朝」であるのは言うまでもない。

■仕事や学校に行きたくない朝に効く歌

「絹ずれ」 Cocco


昔、小鳥もまだ眠る超早朝からパン工場で働いてた頃、暗澹たる気分で起き、シャワーを浴びながらいつも聞いていた。

「独りで行くのは 皆 同じだろ」

というトコがすごく好きで心の支えになっていた。
ちなみにこの歌が収録されている「こっこさんの台所」というアルバムに「バイバイパンプキンパイ」という歌があるのだが、そちらも名曲。

「さあ 生きるために行こう。誰も一人も置いていかないよ」

と歌うCoccoさんに「ワシも行く~連れてってくれ~」と勝手にずいぶん救われていたような気がする。
若干、宗教家のメッセージみたいな詩と思われるかもしれない。
しかしCoccoさんが歌うと不思議と全然うさんくさくなく、素直に聞けて泣けるのであった。

「Brilliant」 BUCK-TICK


男も濡れる「麗しのディアブロ」ボーカルの櫻井さんが作詞。「戦場から亡骸となって戻ってきた我が子へ、親が捧げる祈り」のようなイメージで書かれた詩らしい。
幼き日、無償の愛で母親がかけてくれた毛布の暖かさを思い出すような名曲。泣ける。
人はみな、それぞれの戦場で傷ついた戦士…
あなたも戦士…
ワシも戦士…
「疲れたでしょう。もう血を流さなくていいんだよ。眠っていいんだよ。おやすみ…」
と言ってもらえてるみたいで心安らぐ。だからまた寝る!朝だけど知らん!

「I’ll be your mirror」 ベルヴェットアンダーグラウンド&ニコ


right(右)を「明かりっ!」と元気満々で訳した前科を持つ私の英語力では、歌詞の意味はよくわからなかった。
でも
「僕は君の鏡になろう。どんな時も君をずっと見つめていてあげよう。」
というようなイメージで勝手に聞いて勝手に泣いていた。そしたらまあまあ合っていたもよう。
「永遠のファムファタル」ニコのヘタ暗いイカすボーカルが優しく染みる名曲。

「口ずさめる様に」 神聖かまってちゃん


「神聖かまってちゃん」を聞くようになったのはNHKでやってたドキュメンタリーを見てから。
ヒステリー起こして壁にボコボコに穴を空けてたり、人が変わったように不機嫌になってインタビュアーの女性を「死ねよ」と口汚くののしったりするボーカルの「の子さん」にハッとしてグッときて、アルバム聴いたら超良かった。

「偽ダチが今日も休み時間 君をバカ笑っている」
「アルバイト探す勇気もない奴にバトンタッチされ 生活費もままならない君を追い詰める」

などの歌詞が、心当たりありすぎる私に刺さる。
学園ヒエラルキーのドン底を傷だらけで這いずり回るような毎日だった十代の頃に聴いてみたかったな…

「THE ETERNAL」 ジョイ・ディヴィジョン


どこが「心がつらい朝に効く歌」じゃ!自殺ソングのド定番やんけ!
…と突っ込まれるかもしれない。
しかし闇には闇を。
ひと昔前、部下イジメと孫の自慢話のニ択しか行動パターンがないヒステリー老GUYが仕切るナチの強制労働施設みたいな職場で、毎日怒鳴られながら働いていた。
その頃、出勤前の死にたい朝、わずか23才で自殺したイアン・カーティスが作ったこの歌をよく聞いていた。
それで救われたワケではないが、明るい歌を聞いて無理にカラ元気を出すよりは、ずっと静かな気持ちで地獄に向かうことができるのだった。2週間で辞めたけど!

ーーー以上、「仕事や学校に行きたくない休み明けの朝に効く歌」を5曲ほど紹介させて頂いた。(夜勤の方にも効果あります)

「仕事や学校が逃げ出したいほど嫌なら、やめてもいいんだよ。」
……とは簡単に言えないところが情けない。自分がその人の生活や人生を守れるワケではないからだ。

私とて100億兆円ぐらい持っていれば、色んな人の面倒を一生見させて頂くのにやぶさかではない。
しかしさっきサイフの中を見たら、ヨレヨレの市民プールの利用証と、ハイチュウ食ってて取れてしまった銀歯しか入ってませんでした。セレブ大学生SHOUTAくんのサイフには絶対入ってなさそうなレアアイテムばかりである。勝った!

私には誰も救えない。
だからせめて、休み明けの朝の重苦しい気分の良薬となりえる名曲を紹介させて頂いた。
しかし、あまりにもしんどすぎる朝は「THE ETERNAL」はやっぱりちょっと聞かないほうがいいのかもしれない!
(おわり)

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