先月、67歳のジイ様タレントが、ラジオ番組の生放送中にブチキレて、アシスタントの女性にローキック&マイクでゴン!という悪役レスラーみたいな凶悪コンボをたたき込んだというバイオレントな事件があった。
以前、どこかで聞いたのだが「高齢者の自制心は加齢により衰えており、人によっては6歳児と同レベルぐらいしかない」という説があるそうだ。
6歳児といえば小1。
小1といえば「冷蔵庫のワシのジョアがないっ!兄ちゃん飲んだじゃろ!」で沸きあがる怒りを抑えられず、母ちゃんもドン引きのケンシロウvsラオウみたいな血みどろ兄弟喧嘩をしてしまうヤンチャなお年頃。それと同レベルかもしれないとは…
そう言われてみると、今回の事件を起こした荒セブじいさんだけでなく、キレやすいお年寄りというのは確かに非常に多い気がする。
みなさんも見たことがないだろうか?電車の中などで若者が携帯いじってただけで「周りの迷惑を考えろ!」と大声で怒鳴りちらしまくりあげている周りの迷惑を考えないジーチャン、バーチャンたちを。
あれは何を怒っているのだろう?
電車内で通話してるならともかく、ネット見たりメール打ったりするのは別に良いではないか。今はもうあきらかに携帯電話がそのような使用目的も考慮の上で設計されているのだから。
ペースメーカーにも影響は無いらしく、昔は良くあった「優先席付近での電源OFF」の決まりもなくなったはずだ。
しかし一部のモンスター老人にとっては「若者が電車の中で携帯」というだけで、やはりもう問答無用で許せないのだろうか?
私も何度もそういう困ったお年寄りを見たことがある。
よく覚えてるのはひと昔前、電車に乗っていた時のこと。
「携帯やめろ!」
という怒号が帰宅ラッシュでほぼ満員の車内に響き渡った。
ギョッとして見ると、座って携帯をさわっているお兄さんの前に鬼の形相のジーチャン。
「携帯やめろ!場所を考えろ!」と怒鳴り散らしている。
別に優先席ではない。お兄さんは顔を上げ、目の前のジーチャンを一瞥すると、ありがたいお説教を完全に無視してまた携帯をさわり始めた。
再び怒鳴り始めるジーチャン。
するとお兄さんはスッと顔を上げ、静かだがシッカリとドスの利いた声でこう言った。
「おいジジイてめえ。電車の中で携帯さわってるヤツ全員に注意してからもういっぺん俺んとこ来い。」
ジーチャンは顔を真っ赤にして「グヌヌゥ」と押し黙り、駅に着くと電車を降り、「クズが!どうしようもないクズがぁ!」と、どうしようもない悪態吐き散らしながらホームをノシノシ歩いていった。その周りだけ人がいなくなりモーゼの十戒みたいになっていた。
私は暴力の匂いに完全に震え上がり「もう携帯は一生携帯するまい」と思った。
このことからもわかる通り最近のジジイ超ヤベー。マジぱねぇ。
この世のすべてのお年寄りに会ったワケじゃないので完全に偏見だが「おだやかで優しく思慮深いチャーミングなおじいさん、おばあさん」などジブリ映画の中にしか存在しないのである!
でも、ちょっと前に観に行った、日本映画黄金期の銀幕のヒロイン若尾文子(わかおあやこ)主演作品のリバイバル映画祭の窓口で ↓